社長コラム

【月刊あめのもり】2022年7月「松ちゃん・龍ちゃんだけじゃないよ!」

雨森武志

雨森 武志

UPDATE 2022.07.29

みなさん、こんにちは。

今日もみなさんの期待を裏切らず、公開前日の夜に
ヒィヒィ言いながら、このコラムを書いております。

さて、先ほど配信されたメルマガにも書いた通り、
先日YOUTUBERとしてのデビューを果たしました。

と言うと、なんだか大げさですが、
要は1週間に1回、10分程度でスタッフの質問に
アドリブで答えていくというインスタライブをしているという話。

インスタ用のスマホの横にアイパッドもおいて、
収録した動画を編集することなく、そのままYOUTUBEにも上げております。

一昨日に配信した2回目の質問は、
『人生において参考にした人は?』というもの。

「パッと思いついた人でいい」とのことだったので、
放送ではダウンタウンの松ちゃんと、ミュージシャンの坂本龍一を挙げました。

でもあとから冷静に考えると、他にも何人かいるなと思ったので、
誰の得にもならない自分語りではありますが、それを紹介していきたいと思います。

1:原哲夫先生

『北斗の拳』などで知られる漫画界の巨匠、原哲夫先生です。
数年前まで、お仕事で月に1回、必ずお会いさせていただいておりました。

先生はとにかくストイック。世間的な評価、地位、名誉、そのすべてを得た
押しも押されもしない存在になった今なお、仕事はいっさい手を抜かず、
時には数日寝ずにペンを走らせていることもありました。

そんな先生が発した中でよく覚えているのは、
「自分で大変だと思うくらい、めんどくさいことをやるのが仕事」という言葉。
つづけて「自分が簡単にできることは、他の人にもできることだから、
商品にはならない」
といったことを話していました。

時代的な背景もあり、「ワーク・ライフ・バランス」という言葉も叫ばれ、
長い時間をかけて仕事に打ち込むことにネガティブな印象がある中で、
「あ、そうあってもいいんだ」と思わせてくれたのが原先生でした。

画像はwikipediaから

2:宮本慎也選手

僕は生粋のサッカーファンで、野球のことはぜんぜんわからないのですが、
どこかで聞いた、とある野球選手の引退会見の言葉がずっと心の中に残っていました。

後から知ったのですが、どうやら元ヤクルトの宮本慎也という選手だそうです。

細かい部分は間違っているかもしれませんが、彼が話したのは、
「プロになってから、引退をする今日以外、野球を楽しいと思ったことは一度もない」ということ。

たまたま今日のメルマガにも同じようなことを書きましたが、
プロの野球選手になれるなんて、それを目指す野球少年のうちのほんのひと握り。

その夢を叶え、さぞかし誇らしく、楽しみながら野球をやっているんだろうと思っていたら、
まったくそうではなかったということに感銘を受けました。

そうです。どれだけ好きなことを仕事にしても、夢だった職業についても、
「楽しいか」と言われると、そんなことはないんですよね。

それでもやっていく。仕事だから。プロだから。
そんな覚悟にも聞こえて、すごく共感することができました。

「仕事を楽しもう!」的な姿勢ばかりが尊ばれるこのご時世において(もちろんそれも悪くない)
「仕事が楽しくないなら、別にそれでもいいし、それでも第一人者になれるんだ」
宮本選手が教えてくれたような気がしています。

画像はhochi.newsから

3:糸井重里

別に同じコピーライターとしてというわけではありません。
仕事については、関わっている案件のレベル感が違いすぎて、参考にならないというか。

それよりも、おそらく糸井さんがどこかで発した言葉の中で、
ずっと残っているものがあります。それは

自分にとっていいことは、すべて他人のおかげ。
自分にとって嫌なことは、すべて自分のせい。

という言葉。僕はこれを座右の銘と言っていいくらい、心の奥底に深く刻み込んでいます。

どこで、どんな文脈で話したのか、
なにかの本なのか、テレビでの発言なのか、ほぼ日のダーリンコラムなのか……
その辺はすべて忘れましたが、でもずっと大切にしている言葉です。

画像はchanto.jp.netより

4:高田純次と亀仙人

「憧れの男性は?」と聞かれれば、わりと迷うことなくこの2人をあげます。
見た目は似ていませんが、テイストはちょっと似ていますよね。

高田純次さんは、みなさんご存知のとおり、
「テキトー男」という異名を持つくらい、とにかくテレビに出ていてもふざけてばかり。

でも見た目はずっとかっこいいし、よく見ると服装はいつもめちゃめちゃ上品でダンディ。
『元ジュエリーデザイナー』という肩書も、輝きまくっています。

ちなみに椎名林檎も彼の大ファンらしく、
とある番組の対談で、ずっとべた褒めしているのも印象的です。

ドラゴンボールに登場する亀仙人もわりと同じです。
普段はとぼけてばかりで、他の登場人物からも「スケベなおじいさん」といつもバカにされています。

でももともとは天下無双の武道の達人として名を馳せる存在で、
作中でも「ここぞ」という時には、命をはってまで世界を救おうとしたり、
厳しい意見で悟空たちを正しい道へと導いたり
、バシッと決めてくれます。

この2人のように、普段はまわりからバカにされるくらいフラフラしつつも、
決める時はバシッと決める。そんな生き方を体現したいとずっと思っています。

画像はbunshun.jpより

5:保育士さんたち

子どもがうまれてから、今日にいたるまで、毎朝、保育園へと送っているのですが、
そこで出会うたくさんの保育士さんたちの仕事っぷりには、
毎日感動しているといっても過言ではありません。

そもそも一人の幼児を見るだけでも、もうびっくりするくらい大変だということは、
自分が子どもを持ってから痛感したこと。

そんな中で、いくら仕事だからといって、
あれだけの人数のお世話をするというのは、
ハンパな覚悟・技術でできるものではありません。
どう考えても僕がやっている仕事よりは大変なはずです。

にもかかわらず、いつも元気で、笑顔を見せてくれるのが、保育士さんたち。

上の子がまだ0歳の頃、受け渡す時にいつもギャン泣きで、
僕もまだ慣れていなかったので、オロオロするばかりでした。

そんな僕を見かねたのか、担任でもなんでもない割と年配の保育士さんが、
「お父さん、大丈夫、大丈夫! 最初だけだから。すぐに元気に遊ぶんですよ!」
声をかけてくれて、ものすごく気持ちが楽になったことを覚えています。

“大変だ感”を出したり、頑張っているアピールをしたりすることはいっさいなく、
いつも前向きで、快活に仕事に向き合っている保育士さんたちのようにありたいですね。

はい、今日はここまで。

もう疲れたので、あっさりと終わっていきましょう。

インスタライブとYOUTUBEは今後も続きます。
ぜひみなさん、チャンネル登録、お願いします! ←言ってみたかったやつ(笑)

ではまた来月に!

Editor’sNote

雨森武志

雨森 武志

五反田に小さなオフィスを構えるブランディング&クリエイティブカンパニー、アイタイスの代表です。

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レビュー

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