大学生川島、社会人になる。

【大学生川島、社会人になる。】Vol.01 懐かしき就活生、戻りたくないあの日々。

川島優大

川島優大

UPDATE 2022.04.19

みなさん、こんにちは! 新人の川島です。
アイタイスでは初となる新卒採用での入社となっった僕。上司に話を聞くと、今の会社には就活経験者すらいないという驚きの事実が発覚しました! ということで、会社内ではレアな存在である僕が、自己紹介も兼ねて「就活とは?」と「どうしてアイタイスに?」という疑問に対する答えを、3回に分けて書いていきたいと思います。

就職活動、大反対!

さて、この記事を読んでくれている方は就職活動にどういったイメージを持っているでしょうか。
世間一般的には「面倒くさい」や「没個性」など否定的な意見が多く出てくると思います。
未経験である2人に聞いてみると……。

雨森「当時はシステムに組み込まれて、“社会の犬”になっていくため工程と思っていた
西村「型にハメられた量産型マシーン

……と、あまり人前で声を大にしては言えなさそうな意見がしっかり出てきました(笑)

2人のイメージを聞いていると、同じように「つまらなそう」「みんな一緒」なんて憂うつなことばかり考えていた大学3年生の春を思いだします。

「社会人」について、なにも知らなかったあの時。意識の高かった友人に勧められて就活支援サイトに登録したのが僕の就活のはじまりでした。軽い気持ちでスタートしたのも束の間、すぐに最初の壁が立ちはだかります。

この時はまだ、「人生の夏休み」と言われる大学を存分に楽しんでいました。

否定だらけの自己分析

行きたい企業を探しながら心を躍らせる。そんなことは二の次です。まずしなければいけないのが自己分析。自身の強みを見つけるため、そして他人から「川島優大」はどういう人なのかを最大限に理解してもらうために行う工程のはずですが、これが簡単にはいきません。

自分を知るほど非力さを感じて「僕に強みなんてないじゃないか!」なんて思ってしまいます。

この自己分析を何回も行い、その度に就活エージェントにどこかを否定され、その部分を修正する。そうすると、次はまた違う部分を指摘されてしまう。この繰り返しです。
もう二度としたくない! 誰かと話すのが怖くなっていた時期です。

こんな流れを経験しているうちに自暴自棄になりかけて、当時は自分や友人の多くが鬱のような状態になっていたことを覚えています。

この“地獄”を超えてはじめて、就活の登竜門をくぐることが許されるのです。

結局、金なん? 楽しみなん⁉

心に余裕ができてきた3年生の夏。就活への意識が変わる出来事がありました。それは2つのインターンシップを経験したこと。働く上でなにを求めるかを気づかせてくれました。

みなさんは仕事に1番求めるものってなんですか。給料がいい、やりがいがある、福利厚生が充実している……など、いろいろとあると思います。当時の僕は「とりあえずたくさんお金を稼ぐことができれば、業務の内容なんてなんだってやれる」と思いながら、待遇のいい企業を探していました。

その考えを持ちながら参加したのが2つのインターン。

ひとつは携帯の営業をすることでアルバイトのようにお金をもらえる仕事。
そしてもうひとつはゲームの攻略本の編集をボランティア活動のように無償でする仕事でした。

この2つを通して「仕事でなにを重要視しているのか」に少しずつ気づいていきます。

「お金が稼げる!」と思ってはじめた携帯の営業。すぐに感じたのは「つまらない」でした。何回も同じ説明をお客さまにする毎日になにも見出すことができない。稼げるという事実は嬉しいはずなのに、この仕事が苦痛にしか感じなくなっていました。

その反面、同時期に無給で参加していた編集のインターンは、ただ「本が好きだから」とはじめたもの。なのに、いろいろなことを言語化して小さい子どもでも分かってもらえる内容をつくり出していくこの仕事が日々の楽しみとなっていました。

この経験から「僕は仕事にやりがいを求めているんだ」と考えるようになります。趣味の1つであった本に関わって働く有意義さを求めることが軸となり就活は進んでいきました。

最近はKindleで読むことが増えましたが、なんだかんだ紙で読むのが好きです。

新米社会人の僕にとっては、実際に働き始めた今なお、やりがいとお金のどちらかが本当に重要なのかはまだ分かりません。これからの将来で「お金」が大切だと感じる可能性だって十分にあります。でも今できるのは「やりがい」を信じて突き進んで行くだけ。そう感じています。

さて、思い出を交えながら話してきましたが「あれ?」と思いませんでしたか。そう、最初の頃はまったくアイタイスなんて知らなかったんですよね。これから本格的にはじまっていく就活の中で再び大きな壁に直面していきます。それはどういったものなのか。そしてアイタイスをどうやって知ったのか。そんな話はまた次のパートで話していきたいと思います。

それではまた次回!