みなさん、こんにちは。新人の川島です。
「大学生川島、社会人になる」は今回の記事で最後となります。
進んでいく就活、終わりを目前にしてうまれた葛藤。そして、どうしてアイタイスヘと入社することになったのかをPart3で書いていこうと思います!
内定第一主義、それでいいですか?
アイタイスとの面談の後、志望する業界を広げたことで、印刷業を手がける企業の内定を獲得します。
よっしゃ! やっと‼
ココこそが、約1年、ずっと追い求めたゴール。
ずっとこれさえ達成できれば満足するはずだと疑わずに進んできました。
しかも念願だった本や言葉に関わる仕事に決まったこともあり、
「ようやく就活に終わりを告げることができる」と安心しきっていたのです。
しかし現実は違います。将来の道が定まったことで芽生えてきたのは
「本当にこの企業でいいのか?」、「もっと自分にあった仕事があるのではないか?」という不安。
これこそが僕自身が就職活動を通して痛感した「最大の恐怖」ともいえるでしょう。
新たな焦りの中で、ふと雨森の言葉を思い出します。
いったん冷静になって、視野を広げること。
それが1度終えたはずの就活がリスタートした瞬間でした。
自分自身を見つめ直す中で、再確認させられたのは、とてもシンプルで、しかしながら本質的な問い。
つまり業界や職種にこだわるのではなく「自分がやりたいことは何か?」です。
そこからはじまる第2ラウンドでは、やりがいや給料、福利厚生など
さまざまなものを天秤にかけながら、ようやくエンディングへと向かっていきます。
一周回ってもとに戻ってきた気持ち。
言葉を使って仕事がしたい。そして言葉を最大限に活かす方法を学べるところがいい。
自問自答をしていく中で、この2つができる企業として思い浮かぶのはアイタイスでした。
世の中のモノやサービスをより広め、届け、突き刺すために、コピーライティングを用いること。
いろいろな企業で就活の経験をしたうえで、ここなら働くことでやりがいを感じることができると思った時には、もうメールを送っていました。
やっぱりアイタイスで働きたいです。
その後、もう一度面談の機会を設けてもらい、夢中になって気持ちを伝える中で雨森に言われた言葉がすごく記憶に残っています。
「地味な作業もめっちゃある。イメージしているような華やかな仕事ばかりではないで」
好きなものを仕事にするために必死に自分を語る若者が彼には心配に見えたのかもしれません。
華やかな部分が切り取られがちなこの業界の理想と現実をしっかりと話してくれました。
内定をもらうために、自分を偽り、ごまかしながら就職活動をしている学生はいると思います。
また同時に、企業側もより多くの就活生に興味を持ってもらうために、
自社のいい部分をたくさん見せるのは間違ったことではありません。
その反面、業界の厳しさをはっきりと説明をして、仕事に前向きに取り組めるかという
心配までしてくれる雨森の姿を見て、ここで働きたいとさらに思いました。
こうして面談(いま思うとほぼ雑談だった気が……)を重ねていくと
「ほな……、いつからうちで働ける?」
そう言われて、就職活動を終えてアイタイスの一員になることが決まったんです。
焦らずに考えるのが1番いい。
3回に分けて振り返ってみると、就活をしていた2年弱の期間は不安と向き合いつづけた日々でした。
1つを消すと、また新たなものがうまれ、またそれを克服しようとする。
この繰り返しで自分と社会の距離感がなくなっていくと思います。
少し前まで遊びに遊んでいた大学生が、ひとりの大人になるために自身を見直す。
ある意味、人生の中で、前もって大人への準備ができる最後の試験なのかもしれません。
多くの人が就活という経験を通して、社会人になるためのステップを踏んでいきます。
長かったこの活動を振り返って、いま頑張っている就活生にひと言かけるとするなら……
そんなに肩の力を入れなくていいよ(笑)
簡単ですがこう言うでしょう。いったん落ち着いて、一歩引いて考えてみる。
そうすれば、自分のやりたいこと、やるべきことが自然と見えてくると思います。
まだ新米社会人の僕が言えることはこれくらいです。
さて、そうして社会人へと仲間入りをしましたが、まだまま技術も知識もありません。
1人前になるためにトレーニングを毎日こなしています。
やりがいを重視して選んできた僕の就活。大変なこともこれからたくさんあるかもしれません。
でも、どんな場所にいたって大変なことは起こります。
だからこそ、自分がやりたいと思う環境でできることに、感謝の気持ちを忘れずに。
1日でも早くアイタイスの力になれるように、今日も、そしてこれからも、頑張っていきたいと思います。