社長コラム

【月刊あめのもり】2024年12月「数字と記憶で振り返る2024年。」

雨森武志

雨森 武志

UPDATE 2024.12.27

みなさん、こんにちは。アイタイスの雨森です。

今年も気づけば年末。これを読んでいる方の多くが、本日、仕事納めを迎えているのではないでしょうか。アイタイスも同じで、明日から年明け5日まで冬季休暇をいただきます。クライアントの皆さまにはご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

ということで、今年最後のコラムは、12月恒例、1年の振り返りにしましょう。さっそくスタート!

【お仕事編】

今年もいっさい休まることなく、たくさんのお仕事をしてきました。我々を選んでくださるクライアントの皆さま、そしてともに協業し、高いクオリティのアウトプットを出してくれるクリエイターの皆さまへの感謝の念は尽きません。

全体としては、自社案件でWebサイトを制作することが少し減った印象があります。その代わり、外部のチームにクリエイティブディレクターとして入って、“はじめまして状態”のデザイナーやエンジニアと仕事をする機会は増えました。

あともう10年近く「原稿書きの仕事は卒業したい」とぼやき続けている中、相変わらずその数は減らず、「これはもう減ることはない」と腹を括って頑張った1年という感じもしています。結果的に毎月10本近い原稿を納品してきました。

もちろんブランディング案件も減っておりません。現在も2社の経営理念が進行中。この分野は、まだまだ精度を高め、お客様に満足いただき、自社の強みとして打ち出していきたいところです。

では例年通り、数字で振り返っていきましょう!

Webサイト制作:5

上にも書いた通り、自社案件は少し減りましたが、その中でも新しいチャレンジがひとつあります。それが「モバイルファースト」です。もちろん存在は知っていましたが、自分たちでつくったのははじめて。NTTクリエイティブさまが運用する「ティリーフ」という施設の公式サイトを納品しております。下記のボタンより、できればパソコンで見てみてください(スマホだと普通なので)


就労継続支援B型事業所『ティ・リーフ』

主に費用的な問題のソリューションとしてのアプローチであり、通常通りレスポンシブでやるに越したことはないと思いますが「初期費用は確保できないけど、どうしてもサイトはローンチしないといけない」といった事情がある場合には有効な手立てになるのではないかと思います。

その他にも、僕自身がモデルも勤めた大学眼鏡さま(https://daigakumegane.com/)や、外部からも高く評価していただいたTORiXさま(https://www.torix-corp.com/)などが、今年の公開したものになります。「今年一衝撃を受けたサイト」とおっしゃってくださる方もいました。ありがたいですね。

理念構築:3

今年に納品したものが3つ。そして上に書いた通り、現在も2社の「ミッション・ビジョン・バリュー」の策定が進んでおります。非常に時間がかかるものなので、1年でいうとこれくらいが妥当な数字でしょう。

ロゴ:3

去年が「4」だったようなので、ひとつ減りました。昨今はクラウドソーシングサイトなどで非常に安価でつくれる中で、その重要性を感じ、発注いただけるのはありがたいかぎりです。

僕もロゴの制作は割と好きな仕事のひとつなので、また増やしていければなと思います。

スローガン:4

ビジュアル的な核の部分であるロゴに対して、こちらは言葉のアプローチとなるスローガンは4つ。これも毎年これくらいの数字ですね。

取材した人数:数えられない

カレンダーなどを見ながら数えていけば正確な人数は出ると思いますが、さすがにガッツが足りません(笑)。まあ例年通り60〜70人くらいだと思います。ここでいう「取材」とは、打合せやヒアリングを除いた数であり、お話を聞いてそれが記事になるもの。まあ、多いですよね。

上にも書いた通り、「卒業したい」と願い続けたコピーライターとしての仕事こそが、やはり自分の本分なのではと切り替えて、最近は改めて前向きに取り組んでいる次第であります。

【プライベート編】

1:娘が小学生になる。

アイタイスの公式サイトのメインビジュアルにも登場している娘が、0歳から6年間通った保育園を卒園し、4月から小学生となりました。まだ2歳下の弟くんが同じ保育園に通っているので、僕自身の送り迎えなどは変わらず必要ですが、とはいえ保育園と小学生は何もかもが変わります。

1学年が10数名で、そのお友達とも送り迎え時に何度も顔を合わせていた保育園と違い、小学校になると子どものお友達がぜんぜん把握できないものですね。「〇〇くんが〜」「〇〇ちゃんと〜」と嬉々としてお話はしてくれますが、誰が誰だかさっぱり(悲)

運動会や発表会的な行事ごとも、保育園の時はどんなことをやるのか、誰が何を担当するのか、事前にほとんど分かっていたものですが、小学校になったとたん、何がなにやら……。観戦・鑑賞に行っても、保育園の時ほどのめり込むことができません。

こうやって子ども達は親から離れ、自分たちだけの世界、自分たちだけの文化をつくり出し、それを楽しんでいくのでしょう。少し寂しくはありますが、これは誰もが通る道。「娘の生活のことがよくわからない」という状況こそが「成長」だと思い、どんどん親離れしていく娘を誇らしく見守るようにしましょう。

左が娘。当時、確か1歳で、まだ立つこともできなかったと思います。親が何もしなくても、きちんと育つものです。

2:息子が空手を習い出す。

2年ほど前からサッカーを習っている息子が、ふたつ目の習い事として空手を始めたのが、今年の10月。僕も小さな頃にサッカーと空手の両方を習っていたので、僕の意向に思われそうですが、きっかけはママの声かけから。

毎週僕が連れていって、グランドの端で見て、時には練習にも参加しているサッカーと違い、空手は親の見学はなし。練習の間は近くのカフェなどで時間を潰すしかありません。これも上に書いた通り、ひとつの親離れとも言えるでしょう。ガンガンしごかれて、精神的にも強くなってほしいものです。

よく考えると、娘がピアノを習い始めたのも今年の2月でした。3月にあった発表会のことをコラムで書いたこともあります。


【月刊あめのもり】2024年3月「6歳の娘に学んだ成長を志す大切さ」

3:キャンプ三昧

今年も春〜秋にかけて、計9回、家族で行ってきました。本当はあと数回予約していたのですが、体調を悪くしたり、身内に不幸があったりで、この数字となっています。

同じような話ばかりですが、いつかは子ども達は自分のお友達と遊びに行く方が楽しくなるもの。家族みんなでいけるのもあと数年だと思います。来年は目標の10回を達成すべく、またどんどん企画していかなければいけません。

こちらは4月のコラムのアイキャッチに使った画像。「探検に行くぞ!」という4歳の隊長に応える6歳と44歳の隊員の様子。

4:“推し”が弱い

これは本当に個人的な話ですが、『マンチェスター・シティ』という僕が応援しているイングランドのサッカーチームが、今シーズン、歴史的に弱く、ここ数ヶ月、試合があるごとに凹んでおります。

逆にこの数年は前人未到のプレミアリーグ4連覇を果たすなど「世界最強」と呼べるまでの戦績を上げており、それが当たり前だと思っていたのですが、やはりそう簡単にいかないのがスポーツの世界。今までが幸せだったんだと気づきました。

負けても負けても見放すことなく熱い声援を送り続けていたかつての阪神ファン(いつの時代って感じですかね?)の方々の“精神的なタフネス”を見習いたいと感じる今日この頃です。あ〜辛い……。

5:父親が亡くなる。

プライベート部門で一番大きな出来事はこれでしょう。去る10月3日に父、清志が他界しました。享年81歳。ちょうど日本人男性の平均寿命だそうです。

ここで父への思いを書き出すと長くなるので、省略しますが、インスタライブで思うところを少し話しました。

あと、これまでもこのコラムなどで父との関係などは話したことがあります。お時間のある方は、ぜひ。


ジブン40年史 – 私の歩み – 【1】必死にしがみついた父の背中は、大きかった。


ジブン40年史 – 私の歩み – 【10】許しがたい。許したい。そのはざまで。


【月刊あめのもり】2024年8月「数少ない教えを胸に(※別にまだ死んでない)」

こちらは8月のコラムに使ったもの。おとん、ありがとう。お疲れ様。

はい、今日はここまで。

はい、ありがとうございます。今年も毎回「もうやめようかな」「1回分だけ飛ばしてもいいだろう」と思いつつ、12回のコラムを公開してきました。この粘り強さがいつか何かの役に立ったり、自分にとっての栄養に変わったりするのでしょうか……。あまり考えると虚しくなるので、辞めておきましょう。読んでくださっている方、励みになりますので、お気軽にお声がけください。

さて、今年は年末に高校の同窓会があるようなので、僕は明日の夜に車で東京を出て、家族で帰省をします。2日ほど地元の大阪で過ごし、31日にはもう東京に戻ってきますが。

来年も変わらず忙しい日々が続くと思います。年末年始、少しの休養で、またお仕事への英気を養いたいですね。地域によっては記録的な寒波も来るようなので、皆さまもお体にお気をつけて。

来年もアイタイスを何卒よろしくお願い申し上げます。

Editor’sNote

雨森武志

雨森 武志

五反田に小さなオフィスを構えるブランディング&クリエイティブカンパニー、アイタイスの代表です。

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レビュー

戦術、指導、分析、会話、移籍、参謀、料理… 2人の敏腕ジャーナリストが密着取材で明かす All or Nothingな仕事術