先日、朝の支度をしていると、テレビのニュースからこの時期恒例の話題が流れてきました。それが「ベストジーニスト」の発表です。昨年は僕が敬愛する野性爆弾のくっきー!さんが選ばれたことでも話題になりました。
報道によると今年受賞したのはSnowManの目黒蓮さん。コメントとして「360日、ジーンズを履く」と話していました。そこで僕が感じたのは「あ、逆だな」ということ。
そうなんです。1年間で350日ジーンズを履く目黒くんに対して、僕は1年間で1日も履きません。
といった具合に、僕は自分が普段着る服にもいくつかのルールを設けているので、今日はそんな話をしてみます。
1.ジーンズは履かない。
ということでひとつ目は今書いたこれです。ジーンズは時代も年齢も問わない定番中の定番アイテムなので、多くの人が愛用していると思いますが、僕は少なくともこの10年は一度も履いていません。
なぜ? と言われると大きな理由はなく、また履いている人を「ダサいな」とも思わないのですが、もはや選択肢から外れていて、おそらく人生で履くことはもうないでしょう。
2.ベルトをしない。
続いてはこちら。ベルトに関してはスーツを着る時しか使わず、そのスーツもめっきり着ることがなくなりました。記憶を遡っても、昨年の父のお葬式の時、一昨年の娘の卒園式と入学式、さらに3年前の友人の結婚式での計4回。ベルトを着けるという行為もこの5年で4回しかしていません。
卒園式。こういう時は、ベルト、しています。
過去のインスタから。オーダーでつくったこのスーツも着なくなったな……
大きな会社に勤めているわけではなく、年齢的にも結婚式に出ることが極端に減ったことが影響していますね。ただこれからはお葬式の機会も増えていくと思いますが……。
普段履くことが多いスラックスなども、紐でぎゅっとしめるものしか買いません。
3.冬はマフラーをする。
上にある通り、スーツを着ることがないので、ネクタイをする機会もほぼありません。
しかしながら仕事のポジション的に人と会うタイミングも多く、あまりラフさやカジュアルさが出すぎないように、自分なりの“たしなみ”として、冬の外出時は、必ずマフラーやストールを巻いています。
TikTokの一覧ページ。やはりほぼマフラー、していますね。
4.靴紐のある靴は履かない。
これは僕がインスタなどで配信してきた「雨森武志のきほんルール100」のひとつでもあるマイルールです。下の動画でも話している通り、靴紐があるとその部分の掃除が大変で、運用の難易度が上がるからというのが理由です。
「靴紐がない」ということは、ローファーやスリッポン、もしくはリーボックの名作『ポンプフューリー』的なこと? それだけだと靴の選択肢が狭まらない? と思われそうですが、意外とそうでもありません。
むしろ一般的には最もオーソドックスなカタチである靴紐のあるスニーカーを選択肢から除外することで、靴のデザインの幅がグッと広がったという逆説的な感覚すらあります。
靴紐なしを選ぶだけで、こんなにもいろいろなカタチが!
5.半ズボンを履く時期を決める。
これもこのコラムなどで何度も書いてきましたが、僕はいい年のオッサンのくせに、半ズボンが大好き。夏はまとっている服の面積の小ささと仕事のパフォーマンスが比例していると思っています。
とはいえもちろん1年中半ズボンを履いているわけではありません。僕が決めているのは、4月15日から10月15日まで。10月16日から4月14日までが長ズボンです。4月15日あたりと10月15日あたりは、正直朝晩は寒いこともありますが、このルールだけは徹底してきました。
多少の寒さよりも大切なのは「決まっている」ということ。それはつまり「迷わない」「そこに脳のパワーを割かない」ということであり、限りある脳のパワーをすべて仕事に使うための施策のひとつです。
6.そもそも毎日同じ服しか着ない。
そして最後はこれ。上に書いたのと同じで、毎朝、服選びに脳のパワーを使わないために来る日も来る日も同じ服を着ています。スティーブ・ジョブズをはじめ、多くの著名人が実践している方法なので、もはやめずらしいことではないですよね。
実はもうひとつ、「服に優劣をつけたくない」という理由もあります。「お気に入りの服」と「そうではない服」があると、後者を着る日は気分が下がります。その状況をつくらないための唯一の方法が、「同じ服しか着ない」ではないかと考えて、実践し続けてきました。
マフラーのところで使った画像をもう一度。もう数年間、何か特別な理由がない限り、この黒のカットソーしか着ていません。
はい、今日はここまで。
いつも通り「誰得」な内容でしたが、もはやそれに対する罪悪感みたいなものすらなくなってきました。
さてメルマガにも書いた通り、来週12月4日〜5日はお仕事でお手伝いをしている『東京レザーフェア』が開催されます。僕はいつもの通り2日ともインスタライブの司会として会場を走り回っておりますので、平日の昼間ではありますが、お時間が許す方はぜひリアルタイムでご覧になってください。
ではまた。
Editor’sNote
五反田に小さなオフィスを構えるブランディング&クリエイティブカンパニー、アイタイスの代表です。
