完全なる“姑”社長、
あらわる!?
雨森
こんちは!
廣瀬
ちは!
吉田
こんちわ!
雨森
今日も前置きなきでさっそくやりますよー。今日のトークテーマは「我が社のオリジナルルール」とか「独自の風習」とか、そんなのありますか? そしてそこにはどういった意図がありますか? みたいな話ができればと。
吉田
はい!
廣瀬
へい!
雨森
そもそも、そういったものがあるかないかでいうと、吉田くんのところは、あまりないらしいね。
吉田
うん。会社で決めてるルールみたいなのはそんなにないかもなー。風習はあるけど。
雨森
個人の動き方、判断はそれぞれの裁量に任せてるってこと?
吉田
うん。そうやね。明確に「これはだめ」「これはいい」っていうのは決めてないかな。
雨森
廣瀬はどう?
廣瀬
まず「始業時間は自分でご自由に!」っていうのがあるで。もちろん会社としての営業時間は決めてるけどね。翌日の始業時間は、前日に各自カレンダーに入れてる。
雨森
それはまた大胆な!
廣瀬
でもそれくらいかな。あんまりないかも。
雨森
ありゃ、みんなそんなもんか。それでいくと、俺はできるだけルールでガッチガチにしたいんよね。たとえば会社のトイレって掃除してる?
廣瀬
うちはしてないよ。共用やから、定期的に業者さんがやってくれてる。
吉田
うちは気になった人が適当にやってる。
雨森
なるほど。うちはたとえばトイレの掃除の仕方も明確にルール化してるよ。「まず、〇〇を使って、〇〇を拭く」「次に〇〇を〜」みたいな。
吉田
え、すごっ!
廣瀬
完全に姑www
雨森
そうやねん。
廣瀬
完全に性格が出るな。それってスタッフから「こういうルールの方がよくないですか?」みたいな提案はもらうの?
雨森
あるある。ルールはみんなで決めてる。
吉田
掃除は当番制ってこと?
雨森
そう。ぜんぶ当番制やで。トイレ、台所、植物のみずやり……。学校みたいに表にしてる。
廣瀬
俺も昔は事務所の掃除は当番制にしてた。でも守らないやつが出てくるんよね。元専務とか(笑)
吉田
出た!(笑)
雨森
そんなやつは、やめさせろ!
廣瀬
もう、やめさせたわ!(笑)(詳しくは
第3回目を参照)
過去に作られたBHFの年賀状。噂の元専務はどれかな?
雨森
確かにルールとしては細かいけど、それには意図があって、一つは無駄なことに脳みそを使わない。迷わなくていいところは迷わないため。脳みそと時間は本業に使いたいからね。俺が毎日おなじ服を着るのと同じやね。
廣瀬
なるほど。
雨森
もう一つはちょっと大げさな言い方になるけど、品質の担保。「あいつが掃除した日は、あんまりキレイじゃない」みたいなのを指摘するのが嫌やから。仕事はもちろんながら、どんなことでも人によって仕上がりがバラバラになるのを避けるため。
廣瀬
それは仕事においては確かに必要やね。
雨森
ベースの部分はルール化して、その上で個人の自由さが乗っかっている形が俺の中での理想形やな。
廣瀬
うん。確かに理想はそれよね。
雨森
さらにもう一個あって、俺は部下を怒るのがイヤやから、「俺が感情として怒ってる」ではなくて「みんなで決めたルールに則っていないから」っていう理由なら、まだ怒りやすいというか、注意しやすいというか。
廣瀬
怒るの、イヤなんや。
雨森
うん、苦手。実際、ほぼ怒ったことはない。
廣瀬
マジ?
吉田
怒り方をルール化して!(笑)
雨森
もちろん仕事上のテクニック的な部分は、注意というかアドバイスはするよ。「経験上、こうした方がええで」っていう。それでいうと、みんな怒ってるん?
吉田
俺もほぼ怒ったことはないな。
廣瀬
俺はあるで。特に元専務には(笑)
雨森
今日の主役!
廣瀬
やつは高校時代からルールを破るで有名やったからな。
雨森
あいつ……、やめさせろ!(笑)
隠すものがない状態だからこそ……。
廣瀬
うちはあとは、服装自由、髪型自由、みたいな? それもルールかな?
雨森
私学のノリ!
廣瀬
ずっと公立育ちの反動やな。
雨森
うちも服装も髪型も自由やけど、「身なりをキレイに整える」っていうのはルールにしてるよ。まあ主観的ではあるけどね。だから就業中に散髪に行ってもいい。
廣瀬
え! それはけっこう画期的ちゃう? 俺は仕事時間中にスタッフに散髪に行かれたらイヤかも……。
雨森
うちではむしろ推奨されてるで。それでいうと、ダサい格好をしたらあかんっていうのもルール。それも主観的やけど。
吉田
アイタイスのルール一覧を見たいな……。
廣瀬
見てみたい!
雨森
ほんまにたくさんあるで。たとえば、互いに話しかけていい時間も決まってる。っていうのも、特に部下が上司に質問をしたいのに、話しかけるタイミングがない、みたいなことがあるやん? だから毎時間50分から10分間は自由に話しかけていいってことにしてるよ。だから50分には学校と同じチャイムが鳴る。それ以外は相手の集中力を途切れさせる可能性があるから、緊急の要件じゃないかぎり、話しかけたらだめ。
吉田
マジで!?
廣瀬
すごいルール!
吉田
ほんまに性格でるわー。
雨森
部下たちが俺にいつ話しかけていいかがわからず、様子を伺ってる、みたいなのがイヤやからさ。
廣瀬
俺は上司の様子を伺うのも仕事のひとつやと思って、わざと不機嫌な芝居をすることもあるで(笑)。まあそんな時間を設けなくても、事務所に会話がないことで有名やけど(笑)
吉田
俺はなにか言いたそうにしてたら、聞いてあげてしまうな。
雨森
あと例えば、文房具はみんな同じものを支給してるよ。「あいつ、変なの使ってるな」みたいなのがイヤやから。ペンは全員がジェットストリームやし、サインペンは全員がペンテルのサインペン。
廣瀬
まじか。
吉田
すごー!
廣瀬
俺、スタッフの使ってるペンなんか、気になったことないで。
雨森
とにかく集中力を大切にしたいねん。視界から入る情報を揃えたい。
吉田
すごいわ、まじで。
アイタイスで配られる文房具入れ。一部では細かすぎて狂気じみているとも言われていますが……
スタッフ全員が、同じこのセットを使っています。
雨森
今回は俺の独壇場か……。じゃあ吉田くんのところにある風習は?
吉田
毎月26日には、みんなでお風呂に行くよ。
雨森
女性新入社員の入ってきにくさよ!
廣瀬
ほんまに。次が女の子やったら、ひとりぼっちがすぎるわ。
吉田
どうしよ。
雨森
それは廣瀬方式で、面接の時点で聞くべきやな。「
それはそうと、お風呂って好き?」って(笑)(これも詳しくは
第3回目を参照)
廣瀬
絶対にそれがいい。入社前セクハラ! ちなみに26日が土日やったらどうするの?
吉田
その場合は中止。
廣瀬
スライドせんのかーい!
吉田
うん。その時は、俺が息子と風呂に行くだけ。
お風呂上がりには桶美師匠直伝の「cougarスタイル」で撮影するのが恒例行事。
雨森
でもまさに裸の付き合いやん。ええがな。
廣瀬
ええがな!
吉田
みんなでお風呂に浸かってると、意外とええ話になったりするよ。
廣瀬
夢を語らう的な?
吉田
夢ほどではないけど、新製品のアイデアとか、これからの話とか。
雨森
たしかにチ◯チ◯丸出しの方が、自由な発想ができるような気がするわ。常識とか過去の慣例に縛られない感。だって丸出しなんやし。
廣瀬
うん。丸出しはいい。
吉田
もはや隠すもんない状態やもんな。
廣瀬
俺も大学時代には友達とよくお風呂に行ったけどな。空港の近くの五色湯。
雨森
あー、俺も五色湯は大阪に住んでた頃、けっこう行った。
次の収録は〇〇で!
雨森
じゃあ話を少し変えて、仕事中の音楽はどうしてる?
廣瀬
最近はアマゾンプライムで適当に流してるよ。昔はFM802。
吉田
うちはずっとFM802。
雨森
あ、やっぱり音ありか。うちも紆余曲折があって、最初はFMをかけてたけど、やっぱりDJのしゃべりが集中力の邪魔をするということで、YOUTUBEで個性のないハウスミックスを選んでかけるようになって、さらにその後、スタッフからの提案もあって、来客時以外は無音にするってことで落ち着いたよ。とにかく集中力に重きを置いてる。全集中!
廣瀬
あ!
吉田
俺も言おうと思った!
雨森
ちなみに『鬼滅の刃』は見たことない。そんなフレーズがあることだけ知ってる(笑)
廣瀬
煉獄さん!
雨森
読むことすらでけへん……
吉田
炎の呼吸!
雨森
猪突猛進! みたいなのもあるよね?
吉田
嘴平伊之助!
雨森
ちなみに俺は缶コーヒーのCMからの情報しかないよ(笑)
廣瀬
BGMに関しては、うちは無音の恐怖に耐えられないって感じかな。確かに音なしの方が集中できるけどな。
雨森
やってみたら意外と無音でいけるで。ただFM流してると、スタッフ感のちょっとした話のきっかけになるけどね。っていうか、あんまりルールの話にならんな。俺はいっぱいあるけど。たとえば「朝はきちんと挨拶をしましょう」っていうのすらルールとして定められてる。そういうのって、やっぱり会社のルールとしてはちょっと幼稚な印象を受ける?
吉田
いや、うちでは明文化されていないこともちゃんとルールとして定めてるなっていう印象。
廣瀬
いいと思います!
吉田
今うちのメンバーは常識的な部分が似ている気がするからそこまで明文化する必要がないだけで、これから人が増えてきたら常識もズレてくる可能性もあるわけで、そのときにルールが必要になってくるのかなって思う。
雨森
まあ俺はそういう会社のルールをつくるのを仕事にもしてるからね。最初に言ったように、ベースの部分は明文化してガッチガチにしたい。AさんはやってるけどBさんはやってない。どっちが正しい? みたいなのが気持ち悪いから。それこそトイレ掃除のときに、床は掃除の対象? 便器だけ? みたいな。それを会社として決めておかないと、やっていない人は別に悪気があるわけじゃないのに、周りから責められる可能性も出てくるから。
吉田
さすがの一言やで。
廣瀬
これからアイタイスに入って、どこかまた他の会社で働くようになった人は焦るやろうな。世の中の会社の大海原っぷりに(笑)
吉田
ほんま、ガーサス!
雨森
いやいや、人間の、っていうか俺自身のいい加減さ、あと集中力のなさを強く実感してるってだけやで。あとはA3の紙の折り方、帰宅するときは机の上に何もない状態にする、金曜日の朝は環境整備の時間で、モニターを拭いて、ゴミ箱のビニール袋を変える、みたいな細かいのがめちゃめちゃある。
廣瀬
100個はある?
雨森
いや、そこまではないで。だけどこれを見た人は、こんなに細かい会社、入りたくないって思うやろな(笑)。でも仕事に全精力を傾けるため、ひいてはいい仕事をするため、さらに仕事を早く終わらせて早く帰るためっていうふうに俺は思ってるけど、どうかな……。嫌な人はイヤやろな……。
廣瀬
部下の意見を聞いてみたい。
雨森
それは怖い!(笑)。あ、会社の備品はすべてスプレッドシート上で、どこの収納に何が入っているかを管理する、みたいなのもあるで。モノを探す時間は無駄やから。
吉田
まじすごすぎ……。
廣瀬
マーベラス!
収納ごとにナンバリングされているのは、スプレッドシート上で入れた場所を管理するため。
こちらにも数字が!
雨森
そんな感じで、今日はちょっとテーマ設定をミスったな……。俺ばっかりやったわ。
廣瀬
確かにルールを定めていないことに気づけた1時間やったわ。もうすこし明文化しよ!
吉田
うん。勉強になりました。
雨森
ちなみに現場のルールは会社の理念に通じているべきやから、末端のルールをまず先に決めるんじゃなくて、まずはその上位概念となる理念を決めた方がいいでっていう、仕事っぽいことも最後にいうとこ。じゃあ今日はこれくらいに!
廣瀬
ちなみに久しぶりに
五色湯のサイトを見たけど、なかなかのクオリティ! アイタイスで営業かけてー(笑)
雨森
ほんまやな。理念の策定から提案するわ(笑)。じゃあまた来月!
吉田
今度は五色湯の中で収録したいね。
雨森
丸出しでな!
廣瀬
チンフルで!
廣瀬
11月は第3波にも負けずにウエディングの現場が復活してきました。『オンラインウエディング』の司会を務めることもあり、ブライダル業界も試行錯誤しながら前に進んでます。今はワクチンが完成した後の爆発に備えてパワーを充電中。来年からは事務所も引っ越しして、心機一転やったりまっせー!!