はじめてのゲストは、福本社長です!
雨森
伝説が始まるで、ついに……(ゴクリ)
廣瀬
うん。初コラボ、行きましょう!
テリー
お願いします!
雨森
じゃあみなさん、メリークリスマス!
廣瀬
……
吉田
……
テリー
……
廣瀬
誰もなんも言わんのかい(笑)
雨森
なんか調子わるいな……。
吉田
(笑)
テリー
なるほど、なるほど。つかめてきた気がする。
雨森
じゃあもう一度、メリークリスマス!
廣瀬
……
吉田
……
廣瀬
1人増えたからか、発言の様子見感がハンパない(笑)
雨森
吉田くんにいたっては、まだ一文字やで。
吉田
探り探りいこう!
雨森
OK! ということで今回はいつもと違います。なんと、ゲストの登場ですよ!
廣瀬
よっ!
吉田
待ってました!
雨森
大統領!
テリー
はじめまして! ……でもないですけど(笑)。株式会社てりとりー 代表取締役の福本浩幸です! 「テリー」と呼んでください! 廣瀬にはタメ口で、吉田さんには敬語です。微妙な関係でして。
廣瀬
おいおい(笑)。俺も年上やぞ。
テリー
いや、同級生やから!
雨森
では俺はタメ口で失礼! 簡単な自己紹介をお願いしていいかな?
テリー
はい。大学卒業後、2004年に宝酒造に入社、2010年に独立開業、2013年に法人化しました。現在、飲食店と11店舗やっております。そのうち、吉田さんに6店舗をつくってもらいました。
吉田
ご発注、ありがとうございます!
廣瀬
よっ、大統領!
テリー
今は大阪に9店舗、沖縄に2店舗あります。業態としては沖縄料理が7店舗、チューハイ専門店と日本酒専門店が2店舗ずつですね。次、東京も決まりそうです。
廣瀬
攻めるねー!
雨森
うん。こんな時代に、すごい! 社員は何名くらい?
テリー
社員は25名程度で、アルバイトが60名ほどですね。
雨森
テリーさん自身、沖縄にルーツがあるの?
テリー
縁もゆかりもございません! 独立する前に修行をしていたお店が、夏季限定で沖縄料理を提供していて、それをそのままいただく形で……。
廣瀬
つまり、顔が沖縄なだけ(笑)
雨森
そっち系! ってことは、簡単にまとめると、廣瀬の大学の同級生で、複数の飲食店を経営するナニワ経営者ってことね。年齢は俺ら3人がひとつ上。で、廣瀬のつながりから、吉田くんに店舗の設計をお願いしていると。
テリー
そうなります!
言われてみると、確かにDA PUMPあたりにいてもおかしくないお顔ですね!
雨森
では今日は、前半はゲストであるテリーさんに質問をしていく形で進めよう! まずは俺から。テリー社長は、今は店舗に出てるの?
テリー
創業からずっと出ていましたが、ここ2年はいっさい出ていません。その分、主に組織づくり的なところに注力しております。前回の記事でタケシ先輩が言っていたマニュアルやルールづくり的なところに取り組んでいる感じですね。
雨森
おお、仲間!
テリー
あとは同時並行で、新規事業にも取り組んでいます。それはYOUTUBEを使った空中戦と、飲食店での地上戦の融合を進めていくためのプロジェクトでして。新しく合弁会社を設立したんです。
雨森
ほお。それ、つまりどういうこと?
テリー
簡単にいうと、YOUTUBEを使って、お店の宣伝や外食チャンネル、つまりは食材の紹介や食レポ、さらに飲食店の経営論などを配信していく感じですね。
雨森
ビジネスモデルとしては、広告収入ってこと?
テリー
いえ、主目的はECへの流入強化や、企業とのタイアップですね。この収録が終わったら東京にいくんですよ。
雨森
へ〜。その話だけで1回分、撮れそうやな。ぜひまたアイタイスのサイトで対談させて!
廣瀬社長の誕生日会をテリーさんのお店で開催したときの写真。帽子をかぶった廣瀬社長と、その手前にいる吉田社長、そして後ろで注文を確認している(?)のがテリーさん。この時まで吉田社長とテリーさんは面識がなかったにも関わらず、偶然に3人が写った奇跡の1枚。
廣瀬
ちなみに俺はテリーの会社の10周年のタイミングで、記念動画を発注してもらって。
テリー
その節は、ありやした!
雨森
うん。動画、見たよ!
廣瀬
今は飲食店が大変な時期やのに、常に前を見て攻めてるから、尊敬してるで。
吉田
うん。ほんと、すごいよね。
廣瀬
YOUTUBEも広告狙いじゃないところが、ガーサスやと思ってる。まだ隙間はあるから。
テリー
おっしゃるとおりです!
吉田
飲食っていう専門性も活かせるしね。
テリー
はい。そもそも実店舗だけだと、コロナの影響で右往左往することになって、その業態自体に問題があるなと思って。またもともとEC事業も進めていたんですけど、それも限界値があることに気づき、ここは空中戦だなと。
雨森
ECっていうのは、楽天とかでの物販ってこと?
テリー
そうですね。楽天とYAHOOです。自分が飲食店をスタートしてみてわかったのですが、週休2日で有給や社会保険も完備して、さらに労働時間の適正化も図っていくと、利益はほとんど残りません。そんなビジネスではダメだとずっと感じていました。そこにコロナがやってきて、飲食店がゴロゴロ潰れていくのを見て。そこで「店舗展開イコールブランディングではない」ということにも気づいて、新しい一歩を踏み出すことになりました。
廣瀬
うん。確かに、コロナがいろいろなことを気づかせてくれるよね。
テリー
まさに。廣瀬の事業も同じく地上戦やからね。衣食住は必ず必要なんやけど、その形は変わっていくし。
廣瀬
それはウエディングも同じやわ。
テリー
だねー。なくなりはしないけど、現状のままでは時代に取り残されていく。
吉田
アップデートが必要なんやね。
雨森
飲食店って、ユーザーからしたらほんまに選択肢が多いと思うけど、集客ってどうしてるの? 独自性を打ち出したり、選んでもらうための理由みたいなのを明確にしたりするのが難しそうやけど……。
テリー
やはりファンづくりっていうか、お客様をどれだけ掴んでいるかっていうところですね。特にコロナによってそれが再確認できた気がします。ファンを掴んでいる店舗は、コロナ後の客の戻りも早かったですね。
廣瀬
本店やな?
テリー
そうそう。集客でいうと、入り口は「沖縄料理」っていうキーワードとか、インスタ。あとはMEOですね。でもやはりどれだけリピートしてくれるかが大事です。
雨森
あ、やっぱり飲食店やと大事なのはMEOなんやね。
廣瀬
天王寺。
吉田
MIO。
雨森
リズムがいい! そのリピート率を決めるのは何なんやろ。メニューなのか、スッタフなのか。そしてそれはお店側が戦略的に決められるものなのか、逆に計算しにくい偶発的なものなのか……。
テリー
結論としては「全部大事」でしかないんですが、その中でも、誰もができる共有のフレームはあるはずなので、今はそこを仕組み化しようとしていますね。
雨森
それってつまり、接客マニュアルとか、厨房での調理マニュアル、つまりベテランから新人まで誰がつくってもまったく同じ味、見た目になる、みたいなこと?
テリー
そういったマニュアルは大前提で、その上でお客様に楽しんでもらえるための仕掛けづくりが大切かなと。何がお客様の心に刺さるのかをみんなで考えようという取り組みを進めている最中です。些細な例ですが、トイレにスタッフの自己紹介を貼ってみたり、夏場は冷凍庫で凍らせたおしぼりを提供してみたり。
別名、福本“◯◯◯”浩幸です!
雨森
吉田くんは、テリーさんがクライアントってことよね? 社長としてのテリーさんって、どんな印象?
吉田
まずは、すごく真面目。飲食店の経営者で、テリーさんほど真面目な人は見たことがない。
廣瀬
だいたい不真面目やからな、飲食は(笑)
吉田
うん。あと不真面目までいかなくても、派手な人とか、ちょいワル系とかは多いよね。
廣瀬
もちろんちゃんとした人もおるけど、みんな派手になっていくんやろうな。
雨森
俺も撮影で行くことが多いけど、昼休みにお客さんが使うテーブルに足を乗せて、タバコ吸いながら寝てるシェフ、何人も見たわ。
廣瀬
休憩中に寝てるの、飲食だけちゃうかな(笑)
テリー
そういうイメージ、ありますよね。なので僕は、飲食の経営者がやらないことをやっていこうと思っていて。例えば業者様には敬語で話す。業務中の喫煙は禁止。そういったことは徹底していますね。
雨森
おお、たしかに真面目! 気が合いそう!
テリー
タケシ先輩!
吉田
いい会社や!
廣瀬
福本“真面目”浩幸。
雨森
雨森“神経質”武志。って、誰がやねん!
テリー
経営者にありがちな「派手に遊んで、俺たち、最高!!」 みたいなことはやらないですね。
廣瀬
お、軽くディスり入ってるな(笑)
雨森
まあ確かに、かつて廣瀬“歩くチ◯チ◯”大輔と呼ばれてた廣瀬としては……
廣瀬
いや、それは吉田くんや。
テリー
でも吉田さんは前に「俺は性欲がない」っていう謎発言もしてましたよ。
吉田
今それ、絶対に言われると思った!(笑)
雨森
お、盛り上がってきた(笑)
同級生同士の1枚。いつ頃でしょうか……。
雨森
じゃあ廣瀬から見たテリー社長の印象は?
廣瀬
大学時代はそれほど仲が良かったわけではないんよね。で、10年ほど前に、共通の知り合いが「福本が梅田でお店をやってる」って教えてくれて。
テリー
2011年の1月に来てくれたよ。
吉田
記憶力!
雨森
覚えてる真面目さ!
廣瀬
そうそう。印象としては、やっぱり真面目。そして何よりすごいと思うのが、一歩目を踏み出す推進力かな。普通の社長なら躊躇してしまうような決断でも、「まぁ、なんとかなる」っていう精神で乗り切ってしまう。最近は推進力のなかに深い考察も加わってるっぽいし、どう転がっても死なないやろうと勝手に思ってます。
雨森
そこって、どうなんやろ。意識的に思い切ってアクセルを踏むようにしているのか、逆に何も意識せず「え? こんなの、普通ちゃう?」くらいの感じなのか。
テリー
う〜ん……。人と比較したことはないですが、「やるしかないからやる」「やりたいからやる」っていう感じですね。そもそも「最悪、経済的には死んでも構わない」と思っている部分もありますし。それに多くの飲食店がそうだと思いますが、コロナで莫大な借金もしました。サラリーマンの給料では返せないレベルの額なので、もう前へ進むしかないですから。
吉田
でもすべての決断に裏付けがあるように思えるのが、すごいところよね。
廣瀬
ただ、これはまた別のパイセン経営者から聞いたんやけど、こういう苦しい時期に、攻めの投資をした方が、結果的に生き残る人が多いらしいよ。リーマンショックのときがそうやったって。我慢だけしている人は、ほとんど消えていったみたい。
雨森
なるほど。先を読むチカラと、決断力、さらにちょっとした勇気というか、テリーさんが言うてた「最悪、経済的には死んでも構わない」っていう覚悟が必要やね。
テリー
1月にも新しい会社を設立しますが、そっちでも数千万レベルで借り入れをする予定ですよ。たしかに覚悟はほんまに大事やと思います。でもそれに関しては、3人とも僕以上にお持ちかと。以前のこのコンテンツも読みましたよ。独立前のあの不安感たるや!
廣瀬
まあね。何度、通帳を見たことか……。
雨森
「ドキドキ通帳」は、悲しいかな、今もやけどな……。
吉田
それはうちも。
廣瀬
今度、通帳残高選手権、やろうや(笑)
テリー
キャッシュフロー命!
廣瀬
間違いない!
すべてのナニワ社長にとって、
よい1年に。
雨森
さて、いつまでも話していたいけど、時間もないので先に進めようか。ここからは2020年を振り返って、できたこと、できなかったこと、来年度に向けた構想などをテリーさんも含めて話していこうか。
廣瀬
ほなわてから。
雨森
お、さっそく来た! 来年はすごいと聞いてます。言うたげて!
廣瀬
今年できたことは、次の一手が打てたってこと。あとはたくさんの借金もできたけど(笑)。できなかったことは特にないかな。来年度は新事業というか、新しい取り組みを中津でやります! ラフアウトです! ようやく発表できた!!
雨森
ほう! 簡単でいいので、ラフアウトの説明してー。
廣瀬
ラフアウトっていうのは、吉本興業が手がけるコワーキング・イベントスペースで、そこから面白いプロジェクトを発信していけるようなプロデューサー的な役割を年明けからやることになりました! ……って、簡単に説明はむずすぎる(笑)。あめやん、公開する時に、ここにリンク貼っといて!
雨森
オッケイ! P◯RNH◯Bあたりのリンク、貼っておくわ!
廣瀬
絶対に止めて……。(Laugh Out 中津の本当の公式サイトは
コチラ)
開放的でスタイリッシュ! ここが新しく廣瀬社長の職場になるんですね!
雨森
吉田くんはどない?
吉田
今年はやっぱりコロナの影響があって、ほんまに経験したことのない1年やったな……。でもさっきの話じゃないけど、来年は攻める仕事を育てていきたいと思ってる。特にDOOGOOやね。あとは当たり前やけど、目の前の仕事を丁寧に、きっちりとこなしていく感じかな。
テリー
空前のキャンブームですしね! 効果的にプロモーションを行えば、大化けしそうな気がします!
吉田
そうそう。今のうちに!
雨森
じゃあ吉田くんにとっても、来年は飛躍の年になるかもな。じゃあ特別に同じくPO◯N◯UBのリンク、ここにも貼っておくわ!(DOOGOOの本当の公式サイトは
コチラ)
吉田
やめて! でもそのサイト、後で絶対に教えて!(笑)
テリー
さっきからアダルトサイト、連発ですね(笑)
雨森
俺で言うと、よかったのは部下に大規模な案件を任せることができたことかな。西村と働いて4年になるけど、仕事に向き合う上での価値観の共有が完了したというか。もちろん具体的なアプローチとか方法論でいうと、まだ経験が足りない部分があるけど、それはさほど問題じゃなくて、安心して任せられた。なので来年は俺もテリーさんと同じく、そういった会社として大切にしていくことを明文化して、伝えられる形に残すことで、これから組織が大きくなっていったとしても向かうべき方向がぶれないような強固な仕組みづくりみたいなところに注力したいと思ってる。
テリー
それ、めっちゃ大事ですよね!
雨森
やっぱり「紺屋の白袴」とはよう言うたもんで、自社のインナーブランディングとか組織づくりが弱いなっていう。お客さんに対してはやってるんやけどね。
テリー
僕も前は社長がいちばんの稼ぎ頭やと思っていたんですけど、そうではなくて、社員がそれをできるようにするのが、社長の仕事やなと今は思っています。
廣瀬
んだんだ。
吉田
痛み入ります。
今年は一段と成長を遂げたアイタイスの西村。この写真を撮影したのは先日アイタイスを退社した田村です。
雨森
じゃあテリーさんは?
テリー
2020年にできたことは、組織の再設計ですね。その中で人事担当を採用できたので、採用教育評価、役割分担、さらにKPI管理などの導入にいたりました。そして2021年は脱飲食業に向けて取り組んでいきたいですね。
廣瀬
いいね、脱飲食! どんどん脱いでいこ!!
雨森
廣瀬も「脱ウエディング」を掲げてるし、みんな脱いで行くね。「脱」ってことは、変化・進化やもんね。
テリー
その中でやはり大きかったのは、創業10周年を迎える中で行った理念共有です。廣瀬にお願いした動画も大きかった。まさに進化ですね。
廣瀬
いやん♡
雨森
あれ? POR◯HUB、いっとく?
テリー
それ共有したら、女子社員が、全員やめちゃいますよ(笑)
廣瀬
うちはたぶん、喜んで観る(笑)
吉田
それはそうと、「紺屋の白袴」って、なに?
廣瀬
ココに来て!
テリー
僕も思っていました。
廣瀬
まあ実は俺も別画面でググってたけど……。
雨森
あ、そんなレベルの知名度なんや。文字通りやで。紺色をつくっている業者に限って、自分は白い袴を履きがちっていう例えからきたことわざ。他人のことで忙しくて、自分には手が回らないっていうか。廣瀬が結婚してなかったり、吉田くんのオフィスがダサくて使いにくかったりしたら使える言葉やな。
廣瀬
じゃあ離婚しない限り、俺はそれを使うのは無理か。
雨森
あと、テリーさんの顔が沖縄とは程遠い、うっすい顔やったり。
廣瀬
それはもっと無理や!(笑)
テリー
はい。ソース顔です、私(笑)
雨森
じゃあそんな感じで今日は終わっていこうか。みんな、抱負とか、もういい?
廣瀬
来年はもっと遊ぶ! 大人の合コン、やっていこ!
吉田
楽しそう!
テリー
あ、昨日、公認会計士の方と飲んでたんですけど、2年間、真面目に勉強して試験に落ちたけど、3年目、遊びながら勉強したら合格したらしいですよ。つまりは合コンの中で仕事を創り出していきましょう!
廣瀬
それ!
テリー
遊び創造業の皆様は、誰よりも遊ばなければならないです。
廣瀬
〆に沁みる言葉を!
雨森
うん。テリーさん、ありがとう! また来て!
テリー
ありがとうございました!
雨森
来年もよろしく!
廣瀬
では!
吉田
では!
テリー
今から東京へ向かいます!
廣瀬
いってら!
吉田
良いお年を!
廣瀬
年明けから皆様ご存知の吉本興業と、緑を軸とした街づくりのプロである東邦レオが共同運営しているイベント&コワーキングスペース「ラフアウト中津」の管理運営業務を弊社で受託することになりました。廣瀬はラフアウト中津を盛り上げるプロデューサーみたいなことをしますー。みなさま、一度遊びにおいでやす!