みなさん、こんにちは。新人の川島です。
「就活」をテーマに記事を書き進めるコーナー。前回に引き続き、今回はpart2となります。
自己分析、インターンを経て次に直面する問題。それはエントリーシート(ES)と面接です。この2つにフォーカスを当てていきたいと思います。
本当の自分はその文章にどれだけありますか。
多くの企業が新卒採用のときにまず提出を求めるものは“エントリーシート”です。
・自分のバシッと決まった写真(スーツ・黒色短髪の無個性)
・必死に考えた志望動機(過去の合格者をネットから探してその人のものをオマージュ)
・大学時代に力を入れたこと(たぶん100人くらいがカンボジアに学校設立。マジ?笑)
()内の個人的な意見はおいておいて、自分自身を数枚にまとめてしまうのがESですね。
これを書き進めていくうちに多くの就活生はある問題に直面します。それは「言いたいことを言語化できない」ということです。
これが想像以上に難しくて「話せば伝わるのに、言葉で表現できない」という悩みがうまれてきます。
そして提出の締切日が何社も迫ってきて、けっきょく誰にでも考えられる志望動機を書くようになってしまう。不甲斐なさを感じながらも、どうすることもできません。
思い返してみると薄っぺらな言葉をたくさん羅列していました。
“好き“だけで社会に出られるほど甘くない。
何十社とESを書いていると、ご縁があって面接まで進ませてもらえる企業が出てくるようになります。
応募していたのは出版社ばかりだったので、本に関することを中心に準備をしていました。
しかし……いざ、本番となると用意してきたものはまったく通用しません。面接官から聞かれることは「入社後に弊社にもたらしてくれる恩恵は?」や「川島くんの志望動機って他の業界でもできるよね?」と、「好き」が理由では答えられないものばかり。
ただ本が好き
それだけで仕事ができるほど社会は甘くないと実感しました。
そう感じる中で経験した3人の就活生で行う集団面接。志望度の高い企業だったので、今までと比べても用意周到に準備をして本番に臨んだつもりです。
ですが学生時代に遊んでしかいなかった僕は、その場しのぎの言葉で質問に答えてしまいます。
その反面、両隣の2人はどちらも帰国子女で同じ時期に得た経験を志望先の動機へとうまく変換して意気揚々と話すことができていました。その面接の結果はもちろんしっかりと“お祈り”(就活生の間で言われる、不採用を伝えるメール)をされてしまいます。この経験を通してより周りの就活生との意識の差を実感させられました。
意気消沈を繰り返しながらたくさんの不採用をもらい、焦りがうまれはじめるのもこの時期です。友人たちは順調に就活を進める中、自分だけが取り残されているのではないかと気持ちばかりが先走ってしまいます。
とりあえず、早く、どこでも、内定がほしい。
この考えを変えてくれるきっかけをくれたのがアイタイスです。
内定ください! アイタイス様!!
アルバイト先の店長とアイタイス代表の雨森が知り合いだということがなければアイタイスを知ることはありませんでした。
「本しかない」と思っているなかで紹介されたアイタイスのWebサイトをみたとき、いままで軸となっていた“本”が“言葉”へと変わっていきます。
いろいろな事業に“言葉”を用いる仕事に魅力を感じて「ここで働きたい」と思いました。
そして、サイトを見た日にメールを送り、すぐに返信をもらったのがはじめての関わりです。
数日後の雨森とのオンライン面談の時には、もう他の企業は考えられないと思って話していました。しかし、雨森からは
「もう少し、色々見たほうがええんちゃう?」
その返事にとても動揺していた気がします。さらにつづけて言われたひと言が当時すごく心にささりました。
「時間をかけて考えて、それでもアイタイスがいいと思ったら、もう一回詳しく話そうか」
“内定こそすべて”と焦っていた気持ちが大きく変わったこの言葉。
視野が狭くなりすぎていた僕に、一旦立ち止まって落ち着くことが大事だと気づかせてくれました。
悩みきっていた就活がこの面談を通してひとつステップアップしていきます。
これが最初のアイタイスとの出会いなんですよね。いま思うと闇雲に連絡をとって内定をほしそうにしているのが雨森から見え透かれていたような気がします(笑)
一回目の出会いを経て、すぐにアイタイスの内定が決まったわけではありません。視野を広く持つようになり、さまざまな企業を受けていくと就活の最後の葛藤がうまれてきます。そしてどうして、もう一度アイタイスへと連絡をして働きはじめることになったのか。
それはまた次回、このシリーズの最後となるpart3で書いていこうと思います。