アイタイスに入社して1年半。わたくし田村は、2020年10月をもって退社することとなりました。
11月からは大分県民にもどります。
ある日の社内ミーティングで雨森さんから「退職に関するコンテンツをやってよ」と言われました。そこからなにをしたらいいのか、迷うこと1週間。
“田村めぐみという人間が、どういう風に見みえていたのか”が気になって気になって、どうしようもなくなりまして。
これは、直接聞くしかない! ということで、この記事を書くことになったわけです。
ただ、今回は普通の対談ではありません。Facebookのメッセンジャーでインタビューをする、いわゆる『チャットインタビュー』をすることになりました。
ですが、事務所内でやると、お互いが近すぎるし、なんとなく照れくさくなってしまう。
ということで、一番下っ端のわたし……ではなく、社長と西村さんが近くのカフェに移動してくださいました(笑)
これで気兼ねなく質問できます。ふふふ。
さて、今回のぶっちゃけトーク! の登場人物をご紹介しましょう。
株式会社アイタイス 代表取締役 雨森さん
株式会社アイタイス 西村さん(雨森からは「西」と呼ばれている)
株式会社アイタイス 田村(雨森からは「田村さん(たまに、たむ)」、西村からは「田村」と呼ばれている)
社員 田村について
田村:みなさん準備はよろしいでしょうか〜?
西村:OK。
雨森:ええで〜。なんかドキドキしてきたわ。
田村:では、はじめます。わたしの入社前、新しく人を雇おうとしたとき、なにか条件はありましたか?
雨森:いや、特になかった。オレがずっとフリーでやってたのは知っているよね?
田村:はい。
雨森:その頃、仕事が忙しくなってきたこともあって、もともと教え子やった西に「一緒に働こう」って誘ったんよ。そこから会社を作るってなったから、西は必然的に社員っていう感じだった。だから、面識のない人を雇うのは、田村さんが初めてやったから、手探りだったかな。
田村:採用するのは、わたしがはじめてだったんですね。
雨森:うん。でも田村さんに関しては、西のお墨付きやったから、なにも不安はなかったよ。
田村:え〜! 西村さんが講師をやっていたときは、毎週会っていましたが、そんな素振りなかったです。
雨森:シャイなんかな(笑)
田村:わたしがライティングや広告に関わる知識がなかったのはご存知でしたか?
雨森:知ってたで。でも西が学校でコピーの基礎を少し教えてるっていってたし、スキルに関しては、入社したら俺がなんぼでも教えてあげられるって思っていたから、問題なかったよ。
田村:なるほど!
雨森:それより、人間性の方が大事やった。そこに関してはさっきも言ったけど、西のお墨付きやったから、心配してなかった。
田村:なんか、照れちゃいますよ……。
田村:西村さんはわたしが学校で「アイタイスに興味がある」と言ったとき、どう思いましたか?
西村:純粋に嬉しいと思ったよ。最初に俺が田村をアイタイスに誘ったっていうのもあるけど。
田村:実は、そこから興味を持つようになりました。
西村:そうだったんだ。
田村:そのとき、わたしの他にも「アイタイス、いいなぁ」と言っていた同級生がいたのはご存知でしたか?
西村:うん。知ってた。
田村:その子たちは雨森さんと面接をしたんですか?
西村:してないよ。ただ、学校に求人も出していたから、田村で決まってなかったら、別の学生にいってたかも。
田村:え〜! そうだったんですか。そうとも知らず、一度お断りしてしまってすみません。
西村:本当にいろいろあったよね(笑)
2019年4月、田村が入社
田村:準備などで大変だったことはありましたか?
雨森:それまでは男2人だけやったから、ぶっちゃけトイレにゴミ箱を置くべきか、みたいなのは、めっちゃ迷ったよ(笑)
田村:初の女性が入ることになりましたもんね。
雨森:あと、細かい業務でなにをお願いするかは、西が準備してくれたから、俺はそんなにないかな〜。
田村:西村さんは大変なことありましたか?
西村:正直、あまり覚えてない(笑)
田村:だいぶ前のことですもんね。
西村:でも、広報をお願いするっていうことは決まってたから、それの準備かな。
田村:それってたとえばなんですか?
西村:SNSの運用とか、自社コラムを書いてもらうにあたってアイタイスの基本的なルールをまとめた気がする。
田村:原稿作成時のルールがたくさんありますもんね。ところで、入社当時の田村の印象とか覚えていますか?
雨森:いや〜、あんまり覚えてない(笑)
田村:そんな予感はしていましたよ。
雨森:西による前評判が高かったけど、それでガッカリするようなことはなかったかな。
田村:なんだか、期待値がすごいですね(笑)
田村:わたしが入社したことで、会社として変わったことはありましたか?
雨森:うん。大きく2つ。
田村:2つも!?
雨森:まずは、広報とか自社サイトのコラムを、女性特有のトーンで発信できること。
田村:男女で違うものなのですか?
雨森:そりゃまったく違う。
田村:くわしく聞かせてください!
雨森:田村さんは女性であると同時に、だいぶ若いから、俺みたいなおっさんがやったら完全アウトなトーンで語れるよね。たとえば「みなさん、おはようございます!」みたいな、それだけでも社長の俺がいうと、ちょっと軽いやん?
田村:なるほど。雨森さんや西村さんでは書けないトーンというのもあるんですね。
雨森:ある。めちゃめちゃある。それをやり続けてくれたのはでかいよ。
田村:そんな違いがあることを知らずに書いていました(笑)
雨森:もう1つは、西に部下ができたってこと。自分の仕事にプラスして、田村さんの育成、そして作業を振る、みたいな意識も芽生えたから。
田村:今考えると、西村さんの役目、めっちゃ大変ですね……。
雨森:この2つは、両方ともとてもでかい変化やった。西はきちんと教えることもできてて、見直した。
田村:そんな西村さんは部下ができたことで、一番大変だったことはなんですか?
西村:普段の業務に加えて、部下を育てるって仕事が増えたことかな。
田村:やっぱりそこですよね。
西村:別に苦ではなかったよ。あと、田村はちゃんとしてるけど、社会人としてみたいなところも、教えた気がする。
田村:業界のことや、社会人としての心がまえも、たくさん教えてもらいましたよね。
西村:あと、オレはもともと自分の機材を誰かに触られるのを、すごく嫌うタイプなんだけど、田村にはそれを許したっていうのが、割と大きな変化かも。
田村:なぜ許してくださったんですか?
西村:触らないと覚えられないし、緊張感を持ってほしかったんだよね。
田村:知らなかったです……。
西村:あと学生の延長みたいな気分で現場に入ってほしくなかったから。俺も先輩カメラマンから、そうやって育ててもらったし。
田村:今でも、西村さんの機材を触るときは心臓がバクバクしますもん……。
田村:ところで雨森さん。
雨森:ほい。
田村:わたしがいた1年半で、印象に残っていることはなにかありますか?
雨森:やっぱり体調面の問題で、一度アイタイスを離れると告白されたときのことやな。
田村:あのときですね……。
雨森:何の罪もなく、頑張っている田村さんに、何でそんなことが起こるのか、不条理さで凹んだんよなぁ。今いうても仕方ないけど、あのまま社員になって、そのまま働いてたら今はどうなってるかなーって、やっぱり少し考えてしまう。
田村:雨森さんからこんな言葉を言っていただけるなんて、感激です。
田村は会社を辞めていた! そして復帰!?
田村:一度アイタイスを辞めて少し経ったころに、撮影のアシスタントとして呼ばれましたよね。
雨森:うん。後日、西といろいろ話をしていたときに「田村さんが体調がよくなっているなら、また手伝ってもらおうか」ってなったんよ。
田村:そうだったんですね。
雨森:田村さんがいないことで失われたことが大きかったから、働けるなら一緒に働こうと思って。
田村:連絡が来て、即答で「やります!」と返事したのを覚えています(笑)
西村:本当に決断が早かったよね。
田村:しかも、そのお誘いをいただいたときには、大分に帰ることを決めていたんです。「それでもいいよ」って言ってくれて、嬉しいを通り越して泣きそうでした。
田村:復帰したわたしに変化はありましたか?
雨森:なんも変わらん! 田村さんが戻ってきてくれたことで、組織としてスムースに業務が進むっていう部分では、助かるなぁと実感していたよ。
田村:変わってなかったんですね(笑)。西村さんは生徒だった私と働いてみてどうでしたか?
西村:コラムでも書いたけど、まじめだなって思った。
田村の紹介コラム
田村:ま、まじめですか? どこらへんが!?
西村:うーん(笑)
田村:うーん!?
西村:すごく基本的なことだけど、ちゃんと挨拶するとかもそうだし、周りにいる人が気持ちよく仕事できるように、気を配るとかかな。
田村:自分では気が付かないところですね……。
西村:そして、それ以上に、前向きに取り組む姿勢には、感心してたよ。「できない」って言葉を田村から聞いたことがないから。
田村:なんだかすごく褒めてくれるじゃないですか。
田村:では、わたしのいいところと、直すべきポイントを1つずつ聞かせてください。(この際なので、もっと褒めてもらおう)
雨森:いいところは周りの人たちがやっていることの目的を考えて、それが達成されるように、言われていないことでもサポートできるところ。
田村:そ、そんなことできてますかね?
雨森:できてる。直すべきところは、提出前に細かいミスがないかをより入念に見れるとさらにいいかな。
田村:もっと見直すべきですね。精進します!
西村:いいところは、前向きなところかな。直すべきところは無理をすることかな。
田村:意外とポジティブなんですよね。今後は、無理しないことを目標にします。
最後の質問……。
田村:正直にこたえてくださいね。行きます! デーデンッ!!
雨森・西村:デーデン!?
田村:社員、そして部下としての田村はズバリ、100点満点中何点でしたか? 理由も一緒にどうぞ。
雨森:90点! 一度、お断りされて大人2人を凹ましたから。 あとは問題なし!!
田村:高得点がでました〜。お断りの件はずーっと受け継がれそうですね(笑)
西村:期待を込めて80点! まだまだ伸びしろがある。
雨森:のびしろガール!
田村:残りの少ないアイタイス生活ですが、少しでも点数伸ばせるように、がんばります!
雨森:このテーマはこれで終わり?
田村:はい。次は違うテーマを用意してます。
(つづく)
Editor’sNote
小さな会社の小さな社員。もうすぐただの小さな人になる。