みなさん、こんにちは。アイタイスの雨森です。
先ほど配信された新しく生まれ変わったメルマガからココに来られた方もいるかもしれません。2024年1発目であり、『月刊あめのもり』としても「50本目」という節目を経た「51本目」のようなので、また新たな気持ちで書いていきましょう……と言いつつ、あいも変わらず、配信の前日どころか、当日の朝方にヒィヒィ言いながら書いていることに変わりはありません・涙
さてこれもメルマガにも書いた通り、今日もインスタライブ、やります。数時間ほど前にスタッフから連絡が入って、身内に不幸があり、急遽帰省するとのことなので、今日も一人で配信です。12:30からの配信となりますので、ランチのおともに、ぜひリアルタイムでご覧ください。
さて、今日はタイトルにある通り、2024年から自分なりに実践している新しい働き方(……と言うほど大した話ではないですが)を紹介してみましょう。
“聖域”倍増計画
多くの人がそうだと思いますが、クライアントや案件によって、さまざまな連絡ツールを使う昨今。スラックやグーグルチャット、場合によってはメッセンジャーやラインも仕事で用いられるようになりました。そんな中、我々がメインで使用しているのはチャットワークです。
年が明け、2024年になってからの僕のチャットワークのアカウント名を見ると……
(※水曜終日・火曜と木曜の午前中は、原則、打合せ(オンラインを含む)を入れません)
ジャーーーーーン!
そうです。1週間のうち、火曜の午前中、水曜終日、木曜の午前中は、打合せや外出を入れず、デスクワークに集中することを対外的にも打ち出すことにしました。我ながらなんという暴挙!(あくまで“原則的に”ではありますが)
そもそも、これまでもいろいろな所で言ってきたことではありますが、僕には大きく「プロデューサーとしてクライアントとの打合せをする」というものと「クリエイターとして集中してデスクワークをする」という2つの役割を同時にこなさなければなりません。
前者はお客様ありきなので、先方の都合もあり、どうしても優先させてしまいます。その結果、後者の方に時間が割けず、回りまわってアウトプットの質が上がらなかったり、スケジュールをこぼしたりと、お客様にも迷惑がかかるという本末転倒なことが起こりがち。
もちろんこれまでも自分なりに“聖域”と設定して「この時間は徹底的にクリエイティブワークに臨むぞ!」「打合せを入れないのはもちろん、メールもチャットも無視!」と意気込むも、無数の案件を同時にかかえる僕には外部からの連絡は途絶えません。同じ悩みを抱えている方が多くいることも知っております。
そこで、せめてチャットワーク上だけでも打ち出してしまえ! と思って、今回の対策を講じることにしました。
クライアントの皆さん、短期的にはご迷惑をおかけすることになるかもしれませんが、必ずや仕事にいい影響を与えると信じておりますので、ご理解・ご協力いただければと思います。
「完成形」ではなかった!
さて、それにともなって、3年前から使っている『オリジナルの手帳』にも変化がありました。
少しだけ説明すると、無類の“手帳マニア”である僕は、グーグルカレンダーとは別に、アナログの手帳も使っています。しかも自作のものを。
過去、何度かこのコラムでもそれについて言及してきたので、お時間がある方はこちらを。
【月刊あめのもり】2021年1月「脱〇〇宣言!(前編)〜あの日から30年が経って〜」
【月刊あめのもり】2022年3月「こんな時だからこそ、あえてのライト、あえての誰得。」
2023年1月「【完結編】オフ会のスケジュール管理は、自作の手帳で(爆)」
なんと過去3年に渡り、オリジナルの自作手帳をつくることになったきっかけから、どういった目的で、どんな改良を加えていったかなど、手帳にまつわる回想録は続いています。いわば今年は4年目。もはや円熟期と言っていいでしょう。
今回、上に書いた通り「火曜の午前中、水曜終日、木曜の午前中」をあらかじめ塗りつぶすことで、そこには予定を入れられないことを視覚的にもわかるように変更されております。
昨年1月に『完結編』と銘打ったコラムで「もう完成形だ!」と言い張ったフォーマットですが、自分が使いやすいように、まだまだアップデートされ続けているこの手帳。すこしだけ他の改良点を紹介しておくと、僕は毎日、帰宅すると必ず体重を測るのですが、その記録も一緒にできればと思い、そのエリアを設けました。
さらに前日の睡眠時間を記録する時計的なものも同じ場所に。これは「できるだけ決まった時間に寝て、決まった時間に起きる」というルーティンを守れているかを管理するためのものです。
あとは僕はその週に着手したかったのにできなかったタスクを、週末の夜にキャッチアップすることが多いので、何に着手すべきか分かるように「週末のタスク」エリアをつくりました。金曜の帰宅時に、ここを書きます。
本当にどんどんと使いやすくなっていくオリジナル手帳。このフォーマットをいじり続け、更新し続けるのが、僕のライフワークになっていくのかもしれません。
この手帳のメリットがもうひとつあって、1年が終わった後、「12枚のMONTHLY」と「52枚のWEEKLY」を、複合機のソーターで一気にスキャンすることで、そのままデータされるっていうこと。それによって、いつでも1年間の軌跡を見直せます。
さらに日曜日の夜にやっているパソコンやスマホを閉じて、このスケジュール表を埋めていくあの時間は、何にも変えられない尊い時間。やっていくうちに、なんとなく心が落ち着いていく実感が得られますよ。
こちらのカレンダーのフォーマットがほしい方は、もちろん無料でさしあげますので、お声がけください。形式はパワポです。
その余波は、家族にも。
ここからは余談ではありますが、オリジナルのスケジュールに魅せられた僕は、昨年末から、ついに家族のスケジュールもオリジナルで作成するという暴挙に出てしまいました。
これまでは無印良品の『ファミリーカレンダー』という壁掛けのものを冷蔵庫に貼り付けていたのですが、それも作ってしまいました。こちらは特に工夫した点などはないのですが、会社でA3で出力をして、自宅に持ち帰り、同じように冷蔵庫に貼って運用しています。
はい、今日はここまで。
毎度ながら、時間がなく、あっさりとした感じですが、終わっていきましょう。
自分のものだけにとどまらず、家族でつかうカレンダーまでを自分でつくってしまう、その理由。それはおそらく僕が「非効率さ」を大事にしているからかもしれません。
グーグルカレンダーで運用するのが便利で効率的であることは分かりきったこと。しかしそうではなく、ゆっくり、手間をかけて、いっけん無駄なことをする。その時間が、ありきたりな言い方になってしまいますが、暮らしの豊かさを育みます。
2024年も、仕事は効率よくテキパキと進めつつ、それとは違う部分で、ゆっくりとした時間軸で、自分の生活を見つめ直したいと思う所存であります。
ではまた。
Editor’sNote
五反田に小さなオフィスを構えるブランディング&クリエイティブカンパニー、アイタイスの代表です。